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ロードバイクに乗る上で、ペダリングスキルの向上をなくして、楽に早く遠くへ走ることはなかなか難しい。
ペダリングスキル習得の難しさは、とりあえず乗れば走れる、漕げば早くなるという点にあります。ペダリングスキルの習得をおろそかにしてしまう原因がここにあります。
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ペダリング 01 片足ペダリング |
まず、なぜペダリングスキルが大事か考えてみましょう。ペダリングスキルを上げる為には、回すということがしきりと言われています。なぜ回すことが大事なのか?
ペダルは、左右の足が連動しクランクを回しています。ペダリングスキルが未熟であると、何が起きるのか?
まず、引き足(腿を引き上げる動作によってペダルを回す)が出きていないと、踏み込む足の力で、引き上げてる足の力を持ち上げている。
(1)ペダリングスキル 引き足の問題
例えば、右足を踏み込む力は、本来なら100%回転させるエネルギーに変えることができれば、パワーロスが発生しませんが、左足を引き上げる力が弱い、上死点まで持ち上げられないと、右の踏み込む力の一部を左足を上死点まで持ち上げる力に使わなければなりません。
この時、左足の引き上げる力が弱ければ弱いほど、右足の負担は大きくなります。
(2)ペダリングスキル 踏み込むタイミング
次に、踏み込むタイミングが悪い場合、ペダルが12時を超えてからの位置で踏み込むことが最適ですが、引き足がしっかり出来ていないと、12時より前に踏み込み始めることになり、上死点を乗り越える分のパワーをロスすることになります。
時計周りにクランクが回っているとして、右足の踏み込み開始がAであると、1時側に回ろうとするエネルギーと、3時に戻ろうとするエネルギーに一部ロスすることになります。また、ロスと同時ロス分を相殺するために、右足の踏み込んだエネルギーがここでもロスすることになります。
これは、踏み込み開始がAになる人は、引き上げるほうの足をしっかりと、上げきれないと起こります。
これらの、現象を確認し、矯正するのが、片足ペダリングです。片足ペダリングを、様々なギア比でやってみると、左右の足の筋肉の使い方の違い、どこで踏み込み開始しているのかなど、様々な問題点が見えてきます。これらを解決して、習得していくことによってペダリングスキルは高まっていきます。
これらの問題は、両足同時にペダリングしていると、発見することが難しい問題です。出来てると思っていた、ペダリングが、思うように出来ていないかったことに気付くと思います。 |
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